月別アーカイブ: 2017年11月

竹中労さんが吉本隆明さんに返した「死ね死ね団」とは

最近のtwitterを見ていると、過去に竹中労さんが吉本隆明氏と行なった論争の中で、何かにつけて「死ね」という言葉を連発する吉本隆明氏に対し竹中労さんが言い返した言葉が出てきます。曰く「死ね死ね団みたい(^^)」(注・顔文字は筆者が付けました)というのですが、おそらく多くの方は「死ね死ね団」とは何かということはご存知かと思いますが、当時の吉本隆明氏は娘さんの吉本ばななさんに説明してもらわないとわからなかったのではないでしょうか。こうした返しができるのは実に面白いですし、今になっても評価できるような事にもなります。

わからない方のために一通り説明しておきますと、この「死ね死ね団」とは、竹中労さんのフィリピンでの日本兵の遺骨収集活動に理解を示し資金を提供したということでも知られる作家の川内康範氏の原作による「愛の戦士レインボーマン」の敵として描かれる軍団のことで、なぜ悪の軍団やゴジラまでもが日本だけを狙うのかという理由を明確にした組織だと言えます。恐らく竹中労さん自身が好んでテレビを見ていたかはわかりませんが、竹中さん周辺の若いスタッフが番組を見ていて気に入ったのではないかと思うのですが、本当のところはわからないものの、実際使っているんですからよくドラマも見ていたんでしょうね。

というのも、この死ね死ね団という組織は過去の戦争において日本軍に苦しめられた人が中心になって興し、とにかく日本という悪魔の国を粉砕するという、今で言うと北の将軍様か徹底的に反日の活動を続ける隣国の国々でまだ活動しているのではないかと思われる本当に実在しそうな組織なのです。

ここまで来て興味が出てきた方は、恐らくYouTubeで「死ね死ね団のテーマ」と検索すればオリジナルのテーマ曲が聴けると思いますので、そのあまりにも強烈な歌詞を味わっていただきたいのですが、なぜ今「死ね死ね団」なのか、不思議に思われる方もいるかも知れませんが、維新の会の国会議員の方で「朝日新聞 死ね!」と書いて炎上商法をしている人がいるのです(個人名についてはその方を利する可能性もあり、さらに時間が経過することで忘れ去られる可能性もありますのでここでは敢えて書きません)。

その方はいわゆる左寄りの論客やメディアが大嫌いなようですが、そうした言葉遣いを基本的にするということは、竹中労さんからすればその方も「死ね死ね団」の日本支部で、吉本隆明氏のような運動方針を肯定して行なっているわけで、運動方針的には大嫌いなはずの左寄りの思想人や隣国の運動方針に憧れを抱いて「死ね」を繰り返しているとすると、究極的にはかの国のスパイの可能性もあったりして(^^;)。

つまり、左右に限らずどんな思想であってもその行動に責任を持たないと、いつの間にか「死ね死ね団」の構成員として取り込まれてしまう可能性があると言えるでしょう。特に今のネット社会というのは「死ね死ね団」の構成員と思われるような書き込みであふれているわけで、個人的には左右関係なく「死ね死ね団」の構成員と思しき人々は、議論をしようとしても「死ね!」と返されるわけですから、どうにもならないわけです。

その点については簡単に「死ね死ね団」の構成員かそうでないかは見分けられると思いますので、それなりの地位に付いてしまっている問題の人物については何らかの処置が必要かとは思いますが、ネットの書き込みぐらいでは日本は征服されないと思いますので、基本的に放置がいいのではないでしょうか。