1976年」カテゴリーアーカイブ

01-029「日本映画縦断3/山上伊太郎の世界」1976年

(書名)日本映画縦断3/山上伊太郎の世界
(著者名)竹中労
(出版年)1976年
(出版社)白川書院
(内容)戦前の傑作時代劇「浪人街」のシナリオを書いたのが山上伊太郎であり、竹中労さんは「浪人街」リメイク運動を多くの人を巻き込んで展開するも頓挫した。そしてキネマ旬報もその中で連載中断となり、当時の白井佳夫編集長は解任された。
(備考)翌年の1977年6月に竹中労さんはキネマ旬報社との法廷闘争に入り、それは1988年10月まで続いた。和解が成立して貴重な史料・資料は著者側の所有となった。


01-028「聞書アラカン一代―鞍馬天狗のおじさんは」1976年

(書名)聞書アラカン一代―鞍馬天狗のおじさんは
(著者名)竹中労・嵐寛寿郎の共著
(出版年)1976年
(出版社)白川書院
(内容)時代劇の大スター嵐寛寿郎に取材し、芸歴50年を語り下ろす。
(備考)聞き書き本のモデルと言われる。


01-027「山上伊太郎のシナリオ」1976年

(書名)山上伊太郎のシナリオ
(著者名)構成・解説/竹中労
(出版年)1976年
(出版社)白川書院
(内容)戦前の日本映画史に不朽の名作を残した脚本家で監督の山上伊太郎は、フィリピンで戦死し、長く忘れ去られていた。本作ではそのシナリオを公開し解説することにより、「忘却の淵から呼び起こす」作業を行なっている。
(備考)名作のほまれ高い「浪人街」リメイク運動や、山上伊太郎の業績を永く残すために「伊太郎地蔵」を建立。「伊太郎忌」は当時の青年達が竹中労さんから受け継いで開催している。